オスグット・シュラッター病について
このようなお悩みありませんか?
- スポーツ中に膝下が痛くなった
- ジャンプすると痛い
- ランニングをすると痛む
- 階段の昇降時に膝が痛む
- 膝下の骨が前に出てきた
オスグット・シュラッター病は、アメリカの整形外科医オスグット氏とスイスの外科医シュラッター氏がこの症例を学会で報告したことから名づけられました。
10歳代前半のスポーツを活発に行う男子に多く発症する骨端軟骨の炎症、あるいは微小剥離骨折と考えられています。主な症状は脛骨粗面部の疼痛と腫脹、隆起です。
オスグット・シュラッター病の原因とは?
成長期に急激に身長が伸びて骨も成長する時期です。しかし筋肉や腱といった軟部組織は、骨の成長に比較して遅れて成長します。そのため骨の成長スピードに筋や腱の成長スピードが追いつかず一時的に身体の柔軟性が低下してしまうため好発します。
ジャンプやダッシュ、キックなどの動作の多いサッカーやバスケットボール、バレーボールなどの種目で見られます。大腿四頭筋の柔軟性が低下した状態(硬くなっている状態)で繰り返し同じストレスが加わることで膝蓋腱を介して脛骨粗面を引っ張る力が加わることで起きます。
成長期の脛骨粗面には骨が成長するために必要な新しい骨(骨端核)が存在しています。
①cartilaginous stage(カーティラジナス期)
二次骨化中心出現前
②apophyseal stage(アポフィーゼ期)
二次骨化中心が出現(10〜11歳)
③epiphyseal stage(エピフィーゼ期)
二次骨化中心と脛骨が癒合する(13〜15歳)
④bony stage (ボニー期)
骨端線閉鎖後(18歳)
※一次骨化中心:大腿骨など長管骨骨幹部における骨化開始点
二次骨化中心:大腿骨など長管骨骨端部における骨化開始点
apophyseal stage(アポフィーゼ期)は脛骨粗面が力学的に弱いことから大腿四頭筋の牽引力により脛骨粗面が剥離しやすいと考えられています。
膝が内に入る悪い癖
股関節や下肢の関節の動きが悪く発症する方もいます。
オスグット・シュラッター病でお悩みならはしもと鍼灸接骨院へ
小学生高学年になるにつれ運動量や練習量が増え脛骨粗面に加わるストレスが大きくなります。痛いままで放置していると骨癒合が終わる2年間程度まで痛みが持続する方や脛骨粗面の隆起が残る方もいます。
当院では痛みの改善だけでなく、再発防止の観点から身体の使い方などの指導もさせていただきます。