顎関節症について

このようなお悩みありませんか？

日本顎関節学会は顎関節症を以下のように定義しています。

「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害ないし運動異常を主症状とする慢性疾患群の総括的診断名」。

顎関節症と診断されるには

• ①あごが痛む（顎関節痛、咀嚼筋痛）
• ②あごが開かない（開口障害）
• ③あごを動かそうとすると音がする（顎関節雑音）

これらが１つ以上あり、これらと同じような症状の出ることのある顎関節以外の病気がない時に顎関節症と診断されます。

顎関節症は、大きく４つに分類されます。

Ⅰ、咀嚼筋痛障害

咀嚼筋群（側頭筋、咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋）の痛みとそれよる顎関節の運動機能障害

痛みの原因としては、咀嚼筋間の調和の乱れ、筋スパズム（断続的に生じる一定の持続時間をもった異常な筋収縮状態）咬合異常があります。

Ⅱ、顎関節痛障害

顎関節とそれに伴う機能障害(主に関節包、靭帯)

滑膜円板後部組織、関節靭帯、関節包の炎症損傷

痛みの原因としては、関節円板の前方転移により周辺組織にストレスが加わり発症することが多いです。

Ⅲ、顎関節円板障害

顎関節症の大部分は顎関節円板障害です。関節円板の前方転位により円板変性穿孔や線維化により発症します。

症状により２つのタイプに分けることができます。

A復位性関節円板前方転位

関節円板の前方転位が復位するもので開閉時にクリック音（関節雑音）がするので、相互性クリックとも言われます。

病態としては、閉口時に関節円板が前方に転位することで、開口時に側頭骨の関節窩と下顎骨の下顎骨頭の間に関節円板が挟まり関節雑音が生じます。また、閉じる時にも関節円板が挟まるので、関節雑音が起こります。

B非復位性関節円板前方転位

関節円板が前方転位が復位しないもので、開口時に下顎頭が関節円板の肥厚部を乗り越えられず口が開かない（開口障害）基本的に相対性クリックの前方転位が進行した状態です。

Ⅳ、変形性顎関節症

退行性病変（組織や細胞の代謝に異常が起こり機能低下を起こしたもの。主に萎縮、変性、壊死などの変化が起きる）であり、関節軟骨や関節円板、滑膜、下顎頭、下顎窩に起こる。病変としては、軟骨破壊、肉芽形成、骨吸収、骨添加などが起きる。

症状としては、ガリガリ、ジャリジャリ、ザリザリのような関節雑音（クレピタス＝捻髪音）が起きる。顎関節運動障害や痛みが起きる。非復位性関節円板前方転位を高頻度に認めることがある。

顎関節症の原因とは？

• ○歯ぎしり
• ○噛み合わせ異常
• ○歯を食いしばる（スポーツや寒冷刺激により起こる）
• ○不良姿勢(頬杖やうつ伏せで寝るなど)
• ○急激なストレス（精神的な緊張は筋肉が硬くなる）
• ○顎の酷使
• ○左右のどちらか一方でご飯を食べる
• ○睡眠障害

従来は、噛み合わせの異常が原因だと思われていましたが、複数の原因が微妙に絡み合って起きることが多いです。

顎関節症でお悩みならはしもと鍼灸接骨院へ

顎関節症は、顎の痛みや開口障害だけでなく副症状として、頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、眼精疲労、充血、鼻が詰まる、舌の痛み、口が渇く、味覚異常が起きる可能性があります。

はしもと鍼灸接骨院では、痛みの緩和だけでなく、噛み合わせ調整、しっかりとした問診にて、顎関節症になる可能性のある原因を取り除く施術をしています。

顎関節症でお困りの方は、是非お相談ください。

当院が初めての方に、お得な限定価格！

広島市佐伯区 | はしもと鍼灸接骨院へのお問い合わせ